膨らみのあるクマ。原因は眼窩(がんか)脂肪?!
目の下に出来る膨らみ、凹凸によるクマは、「眼窩脂肪の突出」が原因のひとつと考えられています。
そもそも眼窩脂肪とは、眼球の下にある脂肪のこと。眼球を支える働きをしています。この脂肪は加齢などによって移動した結果、目の下に膨らみや凹凸が生じて影になり、クマのように見えてしまうのです。
年齢を重ねると目の周りの筋肉が衰えたり、眼窩隔膜の支えが弱まったりします。そうすることで眼球が下に落ち込み、脂肪が手前へと突出してしまうという仕組みです。眼窩脂肪の量は人によって違います。まぶたの膨らみが人よりも多い人がいますよね。そのような人は眼窩脂肪が元から多く、年齢とともに、目の下に膨らみや凹凸が生じやすいと言われています。
そんな眼窩脂肪の突出が原因の目のクマには、脱脂治療がおすすめです。美容外科や美容皮膚科で治療が可能です。
脱脂の治療法って?
目のクマ治療に用いられる脱脂とは、下まぶたを裏返し、余分な脂肪を取り除く治療法のこと。ほとんどのクリニックでは、主に高周波のレーザーを用いて切開をしますので、メスで切らない治療となります。
まずは下まぶたを裏返し、麻酔をします。高周波レーザーで切開をし、脂肪を取り出します。切開する箇所や、切開の幅はクリニックによって様々です。
まぶたの裏側(結膜部分)をレーザーで切開するため、傷跡が残ったり、目立ったりすることはありません。
脱脂にプラスαがあると、より仕上がりがUP?!
目の下の膨らみ、凹凸によるクマの治療法としては脱脂が適しているものの、この治療だけでは改善できない場合もあります。脱脂はあくまでも膨らんだ脂肪をとる治療ですので、膨らみ部分の改善に適しています。凹凸の凹んだ部分を改善するには、凹んだ部分に膨らみを与える必要があります。そのトータル治療によってクマが改善される。という仕組みです。
そこでおすすめとなるのが、脱脂治療にプラスαを組み合わせた治療法です。
「脱脂+ヒアルロン酸注入」や、「脱脂+脂肪注入」を組み合わせることで、仕上がりが綺麗に整います。
治療後の定着率を上げるなら脂肪注入がおすすめ!
治療後の「定着率」や「効果の持続期間」が気になる方は多いはず。
目のクマ治療において定着率を重視するなら、ヒアルロン酸注入よりも脂肪注入と組み合わせるのがおすすめです。脂肪注入では、主に取り除た自分の脂肪を凹んでいる部分に注入するためアレルギー反応がほとんどなく、定着率も高いのが特徴です。
治療のリスクとしては、術後に「腫れ」や「内出血」があげられます。目元は皮膚が薄くデリケートな部分なため、この症状はほぼ全ての方に現れますが、お化粧やメガネ、マスクでカバーしつつ、腫れ止めのお薬を処方してくれるクリニックもあります。心配な方はカウンセリング時にリスクやダウンタイムについて相談するようにしましょう。
いかがでしたか?
今回は、目の下の膨らみ、凹凸によるクマの治療法の1つである【脱脂】について詳しくご紹介しました。一口で「目のクマ」といっても、それを改善できる治療法は症状によってさまざまです。あなたのクマが本当にその治療法で正しいのか?どの治療が最適なのか?をしっかりと説明の上、治療を決めてくれる医師の元で治療ができれば安心ですね。