目のクマのコラム

目のクマのコラム

ふくらみ、凹凸のあるクマ。原因って?

目のクマの種類のひとつに、ふくらみや凹凸のあるクマがあります。目のクマといえば皮膚が黒くなったり青くなったりといった色に関する症状であると考える人も少なくありませんが、実際の症状はそれだけではありません。ふくらみや凹凸がある種類の目のクマは、普通のクマとは少し違った経緯で現れます。原因も違えば改善策も違うので、ほかのクマと同じように考えてはいけません。ここでは、ふくらみや凹凸がある種類のクマについてご紹介します。

一般的なクマとは違う、ふくらみや凹凸のあるクマ

前述したように、一般的なクマは目の下の皮膚が黒くなったり青くなったりするものです。この原因は色素沈着や血行不良で、皮膚の色に変化が生じます。そのため、クマを隠すためにファンデーションを厚く塗ったり、色素沈着を落とすようなケアをすれば比較的簡単に改善することができます。なお、ふくらみや凹凸のある種類のクマの場合は、そう簡単に対処できるものではありません。というのも、実はこのクマは、厳密にいえばクマではありません。ふくらみや凹凸のあるクマは、たるんだ皮膚が作る影なのです。そのため、実際にはクマがふくらんだり凸凹になっているのではなく、その付近の皮膚が凸凹になっています。皮膚そのものに色が付いてるのではなく、影が黒く見えるだけなのでファンデーションなどで隠すのはなかなか難しく、色素沈着を落としても効果はありません。血行をよくしても疲労をとっても、このクマが自然に治ることはないのです。こうした種類の目のクマは、黒クマや影クマなどと呼ばれています。

黒クマが発生する原因

目のクマの種類のなかでも、少し特殊な黒クマ。この黒クマは、皮膚のたるみが主な原因です。たとえばダイエットや加齢によって目の下が痩せていくと、痩せすぎでくぼんでしまうことがあります。そうなるとくぼみの部分には影ができてしまい、これが黒クマとなります。逆に、目の下の脂肪が膨らむことでたるむことがあります。これは、目の下の脂肪を支えている筋肉が衰えてしまい、支える力をなくしてしまったことが原因です。この筋肉は加齢によっても衰えますが、若くても目の周りの筋肉をあまり使わない場合にも衰えていきます。たとえば長時間集中して画面を見続けるようなデスクワークをしている人の場合、集中しているせいでまばたきの回数が人よりも少なくなることがあります。また、デスクワークはほとんどディスプレイにだけ目がいくことになり、眼球があまり動きません。こういったことの積み重ねが、目の下の筋肉が衰える原因になります、そういった仕事をしている人は、意識的にまばたきをしたり目を動かしてみたりと、筋肉を使うようにしましょう。

黒クマを解消するためにできること

上述したように、黒クマは目のクマの種類のなかでも特殊な原因をもつものです。そんな黒クマを解消するためには、普通の目のクマとは違った方法をとることになります。比較的簡単な対策としては、エイジングケアコスメやトレーニングによって目元の皮膚にハリを持たせることがあげられます。黒クマの原因は皮膚のたるみや筋肉の衰えなので、これを解消することができれば黒クマを消すことができます。しかし、一度たるんだ皮膚や衰えた筋肉は、なかなか元通りにすることができません。そのため、この方法だけで解消できるのは初期の段階だけであるといえます。予防には効果的なので、今後黒クマが現れる可能性がある人、自覚がある人はしっかりとケアしておきましょう。

クリニックでの治療

特殊な種類の目のクマである黒クマは、自分の力だけではなかなか解消することができません。そんな場合には、クリニックで治療を受けることで解消することができます。治療の種類はいくつかありますが、比較的手軽なのはヒアルロン酸注入やオートファイバー法です。ヒアルロン酸注入の場合、目の下の影の部分にヒアルロン酸を注入します。これにより、肌を持ち上げることで黒クマを消します。オートファイバー法は、目の下のくぼみに脂肪を注入します。脂肪は自身のお尻や大腿部からとるため、安全性の高さが特徴です。ヒアルロン酸との違いは、半永久的に残るという点です。こういった手法は、たるみが顕著になると使えません。そういった場合は、脂肪を除去するための手術を行うことになります。経結膜脱脂法あるいは下眼瞼脱脂術と呼ばれる施術や、経結膜的眼窩脂肪移動術、いわゆる裏ハムラ法と呼ばれる施術があります。これらを受ければ、たるみが顕著な目のクマも解消できます。

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