専門用語を解説施術辞典
脱脂法|目のクマの治療方法
目のクマを改善するには、セルフケア、マッサージなどではなかなか難しいのが現実です。脱脂法は目の下にある凹凸による影が原因のクマに有効な治療法です。目の下の凹凸は脂肪が原因のため、それを取り除くために脱脂法(脱脂術)を行います。
施術方法はシンプル。レーザーを用いて皮膚を小さく切開し、余分な脂肪を除去するというものです。施術の前に麻酔を打つので痛みはありません。レーザーメスで最低限の皮膚を切開し、脂肪を取り出することで、目立っていた凹凸のクマがなくなる。という仕組みです。この治療の後に、取り出した脂肪をクマの凹んでいる箇所へ注入し、ふくらみを持たせるという脂肪注入と組み合わせる治療も人気があります。目のまわりの皮膚はとても繊細ですので、施術もとても細かな技術を要します。
基本情報
料金相場 |
安200,000円~ 高~400,000円 |
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持続期間 | 10年 |
麻酔 | 局所麻酔、笑気麻酔 |
痛み | 麻酔の痛み、術後の痛み |
ダウンタイム | 2~3日 |
たるみの種類 | 赤クマ、黒クマ |
メリット・デメリット
メリット
- 手軽にできる治療
- 腫れが少ない
脱脂法のメリットのひとつは、施術方法が手軽で気負うことなくチャレンジできることです。施術時間が短く、また術後の来院の必要はありません。脂肪を直接除去する治療なので、治療後、すぐに目の下のクマが目立たなくなります。脱脂法のメリットにはほかにも、ダウンタイムが短く、腫れがほとんど現れないということがあげられます。切開をするので腫れがまったくないとはいえませんが、腫れはほとんど目立ちませんし、痛みも2、3日ですぐに消えてしまいます。
デメリット
- 確実な治療法ではない
- 失敗すると元には戻せない
- 失敗すると元には戻せない
脱脂法は、その施術方法の手軽さゆえによく行われている治療法ではありますが、簡単ではあっても絶対に成功する施術方法であるとは言い切れません。それは、切開後、目の裏側から脂肪の除去を行うためです。もし上手くいかないと、脂肪を十分に処理しきれなかったり、逆に取りすぎて凹んでしまったりというリスクがあります。また、切開を行う施術方法であることから、元には戻せません。目の下のクマを確実に取りたいなら、技術力のある医師を探すことが大切です。
経験者からの口コミ・評判
プラスの声
目の下のクマを解消したくて食生活を見直していたのですが、なかなか取れずにいました。どうしようと悩んでいたら、年齢のせいかもしれないと聞きました。簡単な施術で治療できるかなと思い、脱脂法を試すことにしました。
治療は大成功で、目の下のクマが本当に目立たなくなりました! 終わってからすぐ鏡を見ても分かるんですから、驚きです。知識のない私にも分かりやすい施術方法だったし、クマに悩む人には脱脂法がおすすめです。
マイナスの声
目の下のクマを取ることができるっていう脱脂法を試してみましたが、どうにも……という感じです。確かに脂肪は取れて、目の下のクマは減ったような気がするけど、いつも見てる自分の顔だからか、なんだか実感が湧きません。目の下を切開するから終わっても元には戻せない、と聞いてたから一応納得できたけど、やってよかった!と思えるものでもありませんでした。変に崩れはしないので、よかったです。この治療は人によるのかなーと思いました。
よくある質問
- 脱脂法で治療をしたあと、メイクやシャワーなどはいつ頃からできるようになりますか?
- メイクは翌日から可能です。当日のメイク、特にアイメイクは清潔のためにご遠慮ください。シャワーは当日から可能で、洗顔、入浴も当日からで問題ありません。脱脂法は目の下を切開する施術方法ですので、コンタクトレンズについては1週間お待ちいただき、それから着用可能ということになります。視力矯正をしなければ生活に支障があるという場合は、術前にメガネをご用意ください。また、術後1週間は目をこすらないようご注意ください。
- 痛みや腫れなど、ダウンタイムのときに現れる症状について、詳しく教えていただけますか?
- 脱脂法は施術方法が比較的手軽なので、目の下のクマ取りの施術のなかではダウンタイム時の症状が少ないといえます。2、3日程度、軽い痛みがありますが、痛み止めを飲むことによって十分に緩和することができます。腫れについても軽度で、術後すぐに目立たなくなるレベルですが、腫れ止めや止血剤を処方してさらに軽くすることが可能です。なお、まれに内出血が現れる方がいらっしゃいます。その際は、メイクでカバーしていただければと思います。
- 術後の通院は必要ないとのことですが、皮膚を縫合したあとの抜糸の必要はないのですか?
- 目の下のクマを取るために切開するとあって、このようなご質問が多くありますが、脱脂法では抜糸の必要はありません。高周波レーザーメスで切開を行うという施術方法ですが、切開を行う箇所である結膜は糸がなくても自然に治癒しますので、脱脂法はそもそも糸が不要の治療法です。以上の理由から通院していただく必要はありませんが、何か不安な点などがあれば、もちろん施術を行った美容外科を訪れて診てもらうことはできます。
- 手軽な施術方法とのことですが、術後、傷口などが目立って知人や同僚に変に思われないか心配です。
目の下のクマを取る脱脂法の施術方法は切開を行うものですが、目に見えるところを切開するわけではないので、傷口が周りの人に目立つことはありません。ではどこを切開するのかというと、「あっかんべー」をするように目の下をめくり、そこに見える赤い部分です。ここは結膜と呼ばれ、普段外から見えることはありません。多少の腫れが気になるようであれば、翌日からはメイクで、当日はサングラスでカムフラージュすることができます。
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