まぶたの皮膚がたるむ4つの原因とは
まぶたの皮膚がたるむ原因は、大きく分けて4つあります。
1.筋肉の衰え
まずあげられるのは、「筋肉の衰え」によるたるみです。加齢などの影響で眼輪筋が衰えてしまうと、筋肉が目の周りの皮膚を支えきれなくなります。支えきれなくなったまぶたの皮膚は垂れ下がり、たるみを生じさせてしまうのです。
2.眼精疲労
次にあげられるのは、「眼精疲労」によるたるみです。目が疲れると、目の周りの血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなると、眼輪筋が凝り固まってしまいます。眼輪筋が凝って固くなってしまうと、それが「重み」となってまぶたの皮膚をたるませてしまうのです。
3.肌のハリの衰え
3つ目の原因として、「肌のハリが失われること」があげられます。年齢を重ねたり、肌が乾燥したりしてしまうと、肌のハリや弾力は失われてしまいます。肌のハリや弾力がなくなると、まぶたの皮膚が支えられなくなり、たるみを生じさせてしまうのです。
4.肌の乾燥
ハリだけではなく「肌の乾燥」もまぶたをたるませる原因となります。まぶたは、顔の他の部分と比べて、皮膚が非常に薄く、皮脂腺も少ないパーツです。皮脂腺とは、皮脂を分泌し、皮膚表面の保護や保湿の働きをする腺のこと。保湿の働きをする皮脂腺が少ないと、そのぶん肌のうるおいが不足してしまいます。うるおいが失われると肌のハリもなくなってしまうため、結果的にまぶたのたるみも生じるようになってしまうのです。
まぶたのたるみを予防するには「保湿」がポイント
そんなまぶたのたるみは、眼輪筋のエクササイズや目の周りのマッサージを行うことで予防することができます。とくに、「眼精疲労」や「筋肉の衰え」の改善には、これらがおすすめ。眼輪筋エクササイズにはさまざまな方法がありますが、「普段からまばたきを心がける」「気がついたときに、片目ずつまばたきをしてみる」といった日頃からできるものもあります。マッサージをするときは、リンパの流れに沿って、血行を良くすることをイメージして。強い力でマッサージをすると、色素沈着の原因になってしまうので、「丁寧に優しく」することが大切です。
一方、肌の乾燥やハリが失われることによって生じるまぶたのたるみは、エクササイズやマッサージよりも「肌のうるおいケア」が重要となります。
まぶたには、普段使用する化粧水・乳液に加え、目元専用の美容液やアイクリームを用いて保湿を行うようにしましょう。目元専用の化粧品を用いることによって、まぶたの乾燥やハリ不足に効果的にアプローチすることができます。スペシャルケアとして、目元パックを利用するのも良いでしょう。まぶたはとてもデリケートな部分なので、できる限り添加物が少なく、まぶたにしっかりと密着するものを選びましょう。
また、いつも使っているクレンジングの見直しもおすすめ。洗浄力が強かったり、肌に合わなかったりするクレンジングは、乾燥の原因になります。まぶたはニキビなどができにくいので、スキンケアアイテムの見直しのポイントにならないことが多い部分です。しかし、この機会に手持ちのアイテムが「まぶたにも合っているかどうか」を見直してみてはいかがでしょうか。
まぶたがたるむ原因をしっかりと把握し、その原因にあった対策法でまぶたのたるみを予防しましょう。