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笑いジワとほうれい線は同じ種類?
笑いジワとほうれい線、ふたつとも“シワ”の種類に属していることは間違いありません。しかし、笑いジワとほうれい線には微妙な違いがあり、決して同じ種類のものではありません。笑いジワとほうれい線ではできる状況や原因が異なっており、以下のような違いがあります。
種類は違う!笑ったときにできるのが笑いジワ
笑いジワとほうれい線の明確な違いとしてあげられるのが、笑ったときにできるシワか、無表情でもできるシワかということです。笑いジワはその名の通り、笑ったときにできるシワです。そのため、無表情のときに笑いジワができることはありません。それに対して、ほうれい線は笑ったときはもちろん、無表情のときでもクッキリとシワが見えます。そのため、常に老けた印象を与えてしまうのです。また、笑いジワは笑ったときの目尻にできるシワのこともいいます。そのため、口元にできるシワ以外のことも笑いジワといいます。しかし、ほうれい線は口元にしかできません。これもまた、笑いジワとほうれい線の違いとしてあげられます。
原因の違いは?
笑いジワは名前の通り、笑ったときの頬肉の癖によってできるシワです。そのため、原因は習慣的な笑顔にあります。とはいえ、じゃあ誰でも笑いジワができるのかといえば、そういうわけでもありません。笑いジワは、立派なシワの種類のひとつです。そのため、肌にシワのできる要因がなければできません。ほうれい線の原因と同じ、老化による肌のたるみや乾燥などといった、シワのできやすい状態の肌にこそクッキリとあらわれてしまうのです。つまり、笑いジワとほうれい線は表面的な原因では違いがあれど、根本的な原因は同じなんです。
笑わないと、笑いジワ・ほうれい線は悪化する……?
笑いジワとほうれい線は、頬の筋肉が衰えることでも形成されます。頬には表情筋と呼ばれる筋肉があり、この筋肉は使わないことには落ちていってしまいます。そのため、「笑うと、笑いジワやほうれい線が悪化する」と考えるのは大きな間違い。笑うのを控えるようにすると、今度は逆に表情の筋肉が衰え、シワのできやすい状態となってしまうのです。シワの悪化を防ぐためには、表情の筋肉を鍛えることを意識しましょう。豊かな表情をつくるだけでも、表情の筋肉は鍛えられます。毎日思いっきり笑って、表情の筋肉を自然と鍛えていきましょう。
ほうれい線と笑いジワを予防・改善するにはどうしたらいいの?
ふたつの違いが分かったら、今度は予防・改善です。以下の対策で、口元のシワの予防・改善に取り組みましょう。
乾燥を防ぎましょう
まずは、丁寧なスキンケアで肌の老化を予防することが大切です。中でも、乾燥は大敵です。肌が保湿不足になるとキメが乱れ、肌を支える役割のコラーゲンがどんどん破壊されていきます。その結果、肌はどんどん下へとさがっていき、シワやたるみの原因に……。口元はもちろん、目尻や額にまでシワが生じる結果となってしまいます。こういった事態を防ぐためにも、毎日のスキンケアを欠かさないことが大切です。乾燥しがちな入浴や洗顔の後は化粧水と乳液ですぐに肌の保湿を。外出するときは紫外線による肌の乾燥を防ぐために必ず日焼け対策を。ちょっとした心掛けで肌を乾燥から守ることができます。
表情の筋肉を表情筋マッサージで鍛えましょう
前述でもご紹介した通り、顔の表情筋の衰えもシワの原因のひとつです。そこで、シワを予防・改善するには、表情の筋肉を鍛える必要があります。表情筋を鍛える方法には様々な種類がありますが、その中でもおすすめなのが、表情筋マッサージです。表情筋マッサージでは普段使わない顔の筋肉を動かすことで、シワの予防・改善はもちろん、顔が引き締まって小顔効果を期待することもできます。なお、表情筋マッサージにはいろいろな種類がありますが、その中でもおすすめなのが「ポリバケツ体操」です。ポリバケツ体操では顔を上に向けた状態で「ぽ・り・ば・け・つ」と一文字ずつゆっくりと発声します。10秒から15秒の時間をかけて行うことで、より効果があらわれるでしょう。
劇的な変化や即効性を望むなら美容外科へ
スキンケアや表情筋マッサージは笑いジワやほうれい線の予防・改善に効果的ですが、即効性のある方法ではありません。また、シワの度合いによっては、いまいち効果が出ない場合もあります。そこでおすすめなのが、美容外科です。美容外科では、頬や顔のシワ・たるみに効く治療を何種類も取り扱っています。料金は掛かりますが、その分、即効性や持続性は抜群です。無料カウンセリングだけでも受けてみると良いでしょう。