専門用語を解説施術辞典
サーマクール|顔のたるみ・ほうれい線治療
サーマクールは、「切らないたるみ治療」として日本の美容外科ではスタンダードとなっている施術方法。
この施術方法では、皮下組織まで熱を照射することで皮膚はもちろん脂肪層の引き締めを行うことができるため、効果的なリフトアップが可能です。また、コラーゲン生成を促すため、ハリや潤いのある肌作りにも役立ちます。
肌のたるみは年齢肌にありがちなお悩みのひとつ。たるみはほうれい線をつくりだす要因ともなってしまいます。若々しく活き活きとした表情をキープするためには、たるみやほうれい線を解消するのが一番。そのためのケアとして美容外科で受けるサーマクールはとてもおすすめです。今回は、サーマクールのメリットやデメリット、施術方法について詳しくご紹介します。
基本情報
料金相場 |
安200,000円~ 高~300,000円 |
---|---|
持続期間 | 6ヶ月~1年 |
麻酔 | 局所麻酔、静脈麻酔、表面麻酔 |
痛み | 麻酔の痛み、術後の腫れや痛み |
ダウンタイム | 3日~1週間 |
たるみの種類 | 頬のたるみ、ほうれい線、顎のたるみ |
メリット・デメリット
メリット
- 高いリフトアップ効果
- 美肌効果も得られる
サーマクールは、年齢によってたるんだ肌を引き上げたり引き締めたりするのに効果的な施術方法です。「メスを使わないリフトアップ治療」と呼ばれているように、高周波の熱作用で皮膚や脂肪層を引き締め、シャープなフェイスラインをつくります。皮膚を切開せずに済むので、外科的な治療には抵抗があるという人でも安心して受けられます。また、高周波がコラーゲン線維に刺激を与えてコラーゲン線維の収縮を促すため、たるみやほうれい線、シワにも強力にアタックできます。さらに、コラーゲン生成を促す作用もあるため、毛穴の開きやニキビ跡を改善したり、ハリや潤いをアップさせる効果も期待できます。
デメリット
- 効果の持続は半年~1年ほど
- 即効性は薄い
サーマクールのデメリットとして、治療後すぐに効果を実感できるわけではないという点があげられます。効果は少しずつ出てきますので、劇的な変化を求める人には向かない施術方法かもしれません。また、効果の持続は半年から1年ほどなので、状態をキープするためには定期的に治療を受ける必要があります。
経験者からの口コミ・評判
プラスの声
ほうれい線が年々濃くなってきて、肌にもハリがなくなってきたので、美容外科でサーマクール治療を受けることに。この施術方法を選んだのは、皮膚を切らずに済むという安心感と、肌の悩みに総合的に効きそうという期待からでした。フェイスリフトのような皮膚を切開する外科治療はちょっと怖いですが、サーマクールは高周波を当てるだけなので安心して受けられました。現在、治療を受けてから3ヶ月ほど経っていますが、以前とは見違えるほどお肌の調子が良くなっています。この施術方法は、ほうれい線やたるみ、肌のハリに悩んでいる人にはおすすめです。
マイナスの声
ほうれい線が気になって美容外科に行きました。サーマクールを考えていましたが、治療効果が少しずつ表れる施術方法で即効性はあまりないと言われたので、やめてしまいました。
よくある質問
- サーマクールは、ほうれい線以外の肌悩みにも効果がありますか?たとえば、肌のツヤやハリをアップさせたり、フェイスラインの引き締めは可能ですか?
- サーマクールに用いられる高周波は、皮膚の真皮層に到達し、コラーゲン線維に働きかけます。熱を帯びたコラーゲン線維は収縮し、その収縮によってたるんだフェイスラインが引き締まります。また、熱刺激によってコラーゲン生成が促されるため、肌のツヤやハリがアップ。毛穴の開きや目元のシワ、肌のごわつきなども改善します。この施術方法は、ほうれい線の改善だけでなく肌悩みをトータル的に解消してくれるものなのです。
- サーマクール治療によってたるみが改善されるメカニズムを教えてください。
- この施術方法では、高周波RFという電気エネルギーの一種を用いています。高周波RFは赤外線やレーザーでは届かない皮膚の深層部分にまで到達できるため、より根本的にほうれい線やたるみにアタックすることが可能です。また、縦方向、横方向、上下方向の三方向から肌を引き締められるという点も、この施術方法でほうれい線やたるみに高い効果が得られる理由。さらに、コラーゲン線維に刺激を与えてコラーゲン収縮を促すため、皮膚のたるみを改善することができます。
- サーマクールによる効果の出方、持続時間などについて教えてください。
- サーマクール施術当日から数日間かけて、真皮層でのコラーゲン線維収縮が始まります。この際に、肌の引き締め効果が実感されます。その後、2~3ヶ月かけてコラーゲン生成が活発に。少しずつたるみやシワが改善されていきます。そして、施術から6ヶ月前後の時期になると、さらにコラーゲン生成が活発化。最も肌の調子がよくなる時期だといわれています。しかし、この後は再び肌は元の状態に戻っていってしまいます。ですから、効果を持続するためには、半年程度で再度治療を受けることをおすすめします。
- ほうれい線へのウルトラセル治療の流れやダウンタイムなどについて教えてください。
- 医師によるカウンセリングの後、洗顔でメイクや汚れを落としてから施術に入ります。専用のシートで照射部位をマスキングしてから照射を開始します。クリニックによっては部分麻酔を使用することも。施術にかかる時間は30分から1時間程度。メスを使用しないため傷跡も残らず、ダウンタイムもほとんどありません。人によっては照射部位にほんのり赤みがさすこともありますが、すぐに消える程度です。また、メイクや洗顔、シャワーは当日から行えます。